Selected Poems of Rumi
ルーミー詩撰:ジェラールッディーン・ルーミー
|
『葦笛の歌』1 葦笛を聴け、それが奏でる物語を、
葦笛は語る、
葦笛の調べは燃え盛る炎、それはそよ風などではない。
これこそは愛の炎、これこそが葦笛の愛。 誰であれ別離を嘆く者の、葦笛は無二の友となる、 葦笛を聴け、それが奏でる物語を、
2007.01. 『精神的マスナヴィー』1-1. *1 『精神的マスナヴィー』の導入部。この後に続く何万行にも及ぶ厖大な詩群の中で繰り返される基調とも呼ぶべきものが、ここに叩き付けられる。 ペルシアの楽器である葦笛(ネイ、ナイ)は、音楽と舞踏に特徴付けられたメヴレヴィー教団においては常に神への奉仕と密接な関係にある。ルーミーは、葦笛を自己を消滅せしめ神的想念によって満たされた魂の象徴とする。 祝福されたる魂は、かつて神との終わりなき合一の幸福のうちにあったことを記憶している。地上において、この魂は追放者のごとくである。そして生の続く限り、見知らぬ世界をさまよいながらも同じ記憶を持つ魂、神との愛に満ちた合一を知る魂を探し求めてやまない。 *2 それぞれの魂はそれぞれの友を持つ。神秘道を行く者を理解し得るのは、同じく神秘道を行く者以外にない。 『精神的マスナヴィー』の、あまりにも有名な冒頭部分。各国語では多くのバリエーションを見ることができるが、日本語ではなかなか見つからない。下記は井筒俊彦氏の部分訳。『井筒俊彦著作集 11 ルーミー語録』より引用。
|
back to > Selected Poems of Rumi
back to >> Index