"Tales of Mystic Meaning" Reynold A. Nicholson

index > bookworm > 『スーフィーの寓話』 > 第35話「一番美しい都」1


愛された女が、愛する男に尋ねた - 

「ねえ、あなた。
あなたは色々な都を旅したのでしょう。
教えて、どの都が一番美しかったのかしら」。

男は答えた - 

「決まっているだろう、恋人の住む都だよ」。

我らが王のために絨毯が敷かれる処ならば、
たとえそれが何処であろうとも、
針の目ほどの穴でも、広々とした草原となろう。

月のごとく麗しいユースフ2が住まうならば、
そここそが楽園となろう、
たとえ井戸の底であろうとも。

第34話へ
第36話へ


*1 3巻3858行目より。

*2 第15話・註1を参照。(以降、当該用語については註を省略する)


index > bookworm > 『スーフィーの寓話』 > 第35話「一番美しい都」