シャビーナ・17歳
『シャハーダ』


アッサラーマレイクム、

どの国の出身か、どの民族かでムスリムかそうでないかが決まると思っているひとがいるとしたら、そのひとは大きな間違いを犯してることになるわ。

ムスリムっていうのは、国籍とか人種のことじゃないのよ。ムスリムっていうのは、イスラームに従うひとのこと。

だから、『習慣としてのムスリム』なんていうのはあり得ないわ。なぜかって?

じゃあムスリムになるのに何が必要か思い出してみて。そうよ、ムスリムになるためにはシャハーダをする必要があるわ。

シャハーダというのは、イスラームのブリーフみたいなものよ。『神以外に神はなくムハンマドが神のメッセンジャーである』ことを認めること、それがイスラームのブリーフ。

お母さんもお父さんもムスリムだからその子もムスリム、というのは、だから大間違いなのよ。ムスリムであるというのは、生まれつきのことではないわ。たとえその子の親たちが、イスラームの価値観に従ってその子を育てたとしたって、その子がシャハーダをしない限りムスリムだとは言えないのよ。

なぜかって?ムスリムになる、あるいはムスリムであるというのは、本人が自覚して選び取る状態のことだから。あかちゃんには、そんな意識なんてないわ。五歳の子供にだって、それはちょっと無理なことかも知れない。

自分でムスリムになると意識して、シャハーダして、それで初めてムスリムになれるのよ。

私の両親はムスリムで、私をムスリムとして育てたけど、それでもムスリムとして生きるのなら、私だっていつかはシャハーダをしなくてはならないのよ。

ワッサラーム、

シャビーナ



2005.04.23.


シャビーナは米国テネシー州在住の高校二年生。両親と、二人の弟がいる。


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