greenman
緑の男:ハディルについて。
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Khidr(ヒドル)
アラブの民間伝承に登場する人物の名前で、「緑の男」といわれた。ハディルあるいはヒズルともいう。
その起源は、 一説ではギルガメシュ伝説にまでさかのぼると考えられ、 クルアーン(18章60-82節)には 「われら(神)の僕(しもべ)の一人」と記され、ムーサー/モーゼの前に現われて、その辛抱強さを試す役割を果たした。
ヒドルは神から派遣された使者(ラスール)の一人で、不死の水を飲んだことから、「不死の人」「水の守護者」「海を渡る聖なる人」とも呼ばれて、とくにアラビア海やインド洋で活躍する船乗りや漁民たちの間で広く聖者として崇拝された。
ヒドルは常に旅を続け、その通過した場所には聖なる痕跡が残されると信じられたので、その痕跡の場所には聖廟が建てられ、人々の参拝の地となった。
現在、ヒドルは縁結びや子育ての聖人としてムスリムの女性の間でも広く崇敬の対象とされている。
(「新イスラム事典・平凡社」より抜粋)
2002.**.